東海道バス旅行
ツァーの開始にあたり、高橋委員長の晴れ男宣言。
今日の天気は任せておけと力強いお言葉をいただき、宣言通り、梅雨の真っただ中にも関わらす、全行程晴れか曇りでした。
保土ヶ谷宿保土ヶ谷 新町橋
帷子川(現在の今井川)を神奈川宿方面から見た保土ケ谷宿です。現在は保土ケ谷本陣跡の史跡になっています。橋のたもとには二八そば屋があります。広重は当地の名物をさりげなく描いています。
ツアーでは高速で近くを通りました。
戸塚 元町別道
塚は鎌倉へ進む分岐点に位置します。「左りかまくら道」の道標が見えます。こめやは餅菓子が名物の宿屋でした。軒下には講(巡礼のグループ)の木札が下がっています。
ツアーでは、高速のパーキングで小休止をしました。
藤沢 遊行寺
藤沢は江ノ島への分岐点に位置します。手前に見える江ノ島弁財天の鳥居をくぐれば一里で江ノ島です。境川の向こうに見えるのは、時宗総本山の遊行寺です。
遊行寺にお参りしました。
本堂に上げていただき、盆踊りの発祥(踊念仏)などのお話をうかがいました。
平塚 縄手道
手前の丸い山は高麗山、右手の鋭角な山は大山、その間から富士山が顔をのぞかせます。街道はくねりながら遠ざかり、奥行きを演出しています。松の脇を通過する一瞬を捉えた飛脚の表情も注目です。
今回は、国道134号(湘南道路)を西へ向かいました。
大磯 虎ヶ雨
「曾我兄弟の仇討ち」の曽我十郎は仇討ち後に命を落としました。悲しんだ大磯の遊女・虎御前の涙を雨に見立てて梅雨の雨を「虎ヶ雨」といいます。人物を後ろから描き、静謐な雰囲気を作り出しています。
海を見ながら西湘バイパスを進みました。
小田原 酒匂川
酒匂川を渡れば小田原です。箱根の山の麓に小田原城が小さく描かれています。旅人は輦台に乗ったり、肩車したりと様々な方法で川を渡っています。
小田原城にある報徳二宮神社にお参りしました。
報徳二宮神社は、小田原出身の二宮尊徳をお祭りする神社で、境内には懐かしい、歩き読書をしている二宮金次郎像がありました。
お参りの後は、鈴廣かまぼこの里で昼食。
鈴廣かまぼこの里は小田原・箱根ならではのお食事処やお買い物処のほか、職人の伝統の技見学、かまぼこ手づくり体験が出来るなど、「買う・食べる・遊ぶ」スポットですが、今回はお食事と買物だけ。
箱根 湖水図
箱根の山道を大名行列が粛々と進んで行きます。険しい岩山を色彩豊かにで表現しています。芦ノ湖を取り囲む山々の向こうには真っ白な富士山が見えます。
箱根関所を見学しました。
元和5年(1619)に設けられた箱根関所は、明治になり廃されましたが、平成19年(2007)に江戸時代の大工・石工技術、資材を踏襲して完全復元され、往時の詳細な姿を見ることが出来ます。(箱根NAVI)
関所の次は、芦ノ湖遊覧です。
元箱根から箱根園まで遊覧船SORAKAZEで移動しました。
芦ノ湖から仙石原経由で御殿場へ。御殿場から東名で帰路につきました。